但馬・上山高原の町道で季節外れの除雪作業 標高900メートル超の山の一角

2022/05/11 17:20

斜面の雪や落石などを取り除きながら進む除雪車=上山高原

 上山高原(兵庫県新温泉町)近くの町道で11日、季節外れの除雪作業が行われた。標高900メートルを超える山の一角では雪が路面を覆ったまま残り、除雪車がごう音を上げながら路面の整備に当たった。 関連ニュース 相乗りで「ちょっとそこまで」 福祉送迎車でランチや買い物も 高齢者の新たな移動手段に 豊岡 一番茶香り豊かに、うま味じっくり 黄緑鮮やか、畑で刈り取り 朝来・さのう高原 食感ぷりぷり天然ワカメ、収穫始まる 新温泉・三尾地区

 除雪したのは、同町の海上地区と鳥取県を結ぶ町道。行楽シーズンの本格到来を前にした取り組みで、今週末には同高原の自然再生に取り組むNPO法人「上山高原エコミュージアム」が新緑登山を予定する。
 この日、除雪した区間は同高原の三角点近くから南西へ続く約2キロ。昨冬の積雪が多かったためか、今も斜面の高さが5メートル付近まで雪が残り、路面上の雪は氷のように固まり道をふさいでいた。雪の影響とみられる落石や倒木などもあった。
 同町建設課の担当者は「今後増える登山客やキャンプ客がより安全に利用できる環境づくりを目指したい」と話した。(末吉佳希)

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