河合美智子さん、童話「デブ猫ちゃん」に情感たっぷりと 児童と園児らに読み聞かせ
2022/05/27 05:30
子どもたちに「かなしきデブ猫ちゃん」を読み聞かせる河合美智子さん=豊岡小学校
兵庫県豊岡市在住の俳優河合美智子さんが26日、同市中央町の豊岡小学校で、創作童話「かなしきデブ猫ちゃん マルのはじまりの鐘」の読み聞かせをした。1年生の約50人が、映写機に示された童話の挿絵を見ながら、物語に聞き入った。(石川 翠、金 慶順)
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読み聞かせは、神戸新聞で毎週土曜日に連載中の同作を、但馬地域でPRするキャラバンの一環。河合さんの協力で実現した。
この日午後、河合さんは4月掲載の初回と第2回を朗読した。マルが神戸に向かう船内で神戸の女の子「桜子」に出会い、以前に住んでいた城崎で仲が良かったという雌猫の「コザクラ」を探し出す約束をする-とのストーリーを、情感たっぷりに読み上げた。
子どもたちは時折、「本当に3歳なの?」「こないだ城崎温泉行ったよ」などと、おしゃべりしながら楽しんでいた。
その後、河合さんは、同校南側の市立図書館本館に移動。同館で西保育園の園児らへの読み聞かせもした。併設の広場では、西上均副市長と同市のマスコットキャラクター「玄さん」と対面。西上副市長は「マルは道後温泉のある愛媛の出身だと聞いた。豊岡にも城崎温泉があるので、ぜひ七つの外湯を巡ってほしい」とPRした。
読み聞かせに先立つ午前には、キャラバン隊が養父市別宮の棚田などを訪問。氷ノ山を背景に同市のイメージキャラクター「やっぷー」と記念撮影し、市役所で広瀬栄市長と対面した。広瀬市長はマルと握手して「かわいらしい、いい猫ですね」と笑顔。「田植えシーズンできれいな風景をたくさん見ていってほしい」と話していた。