兵庫県豊岡市は、新型コロナウイルス禍の経済対策などを目的に、9月以降、20%のプレミアム付き商品券を販売する。これまで地元産品などの購入に限定した商品券を発行してきたが、スーパーやコンビニ、家電量販店などでも使えるようになる予定。
1セット1万2千円分(千円券12枚つづり)を1万円で、1人2セットを上限に販売する。市の住民基本台帳をもとに引換券を送付し、希望者は市内の郵便局で購入する。使用できる店舗は商工団体を通じて募る予定。12万セットを販売し、14億4千万円の経済効果を目標とする。財源は地方創生臨時交付金などを活用する。
◇
豊岡市議会6月定例会が3日開会し、市は、コロナ禍の緊急経済対策などを盛り込んだ一般会計補正予算案など21議案を提出した。29日までの会期中に5議案を追加提案する予定。
市議会は、プレミアム付き商品券の発行などを盛り込んだ約18億900万円分の予算案など5件を了承、可決した。
市役所内のデジタル・トランスフォーメーション(DX)推進の一環で、放課後児童クラブの申し込みなど子育て関連を中心に、来庁しなくても行政手続きがスマートフォンなどでできる事業費も盛り込まれている。代表・一般質問は13~16日。
(石川 翠)
