児童らイカの調理に挑戦「次から一人でできそう」とと活隊が出前教室 香美・長井小

2022/06/21 05:30

スルメイカに包丁を入れる児童=長井小学校

 魚の調理に親しんでもらおうと、漁業者や水産加工業者などでつくる「香美町とと活隊」が20日、町立長井小学校(兵庫県香美町香住区大野)で料理教室を開き、3、4年生6人がスルメイカの天日干しに挑戦した。 関連ニュース 安くてうまいサンマを 夜の日本海に「いさり火」の光の帯、幻想的に 但馬の夏の風物詩 数年前からシロイカ釣り人気に ピチピチ船上仕込み、ホタルイカの沖漬けに長い列 釜揚げ無料サービスも 新温泉・浜坂漁港の「祭り」に2万人

 胴長約25センチのイカを1人2匹ずつ用意。児童たちは、胴体に恐る恐る包丁を入れ、あらわになった内臓に触れると「プリプリしてる!」と大はしゃぎ。内臓の裏側に指を滑らせ、手前に引っ張ってするりと外すと「きれいに取れた」と喜んだ。さばいたイカは約10分塩水に漬けた後、回転式の魚干し機につるし、下校時まで天日干しして持ち帰った。
 3年の男子児童(9)は「次から一人でできそう」と自信をつけた様子。さばき方を指導した民宿経営の原弘一さん(45)は「小さいときに魚に親しんでおくと、大きくなってからも調理にトライしてもらえると思う」と話した。
 27日は残りの学年に料理教室を開く。とと活隊は小学校などから料理教室の開催の依頼を受け付けている。事務局TEL0796・36・1103(香住水産加工業協同組合)
(長谷部崇)

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