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駄菓子屋「平尾商店」の平尾健一さん(74)久枝さん(72)
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駄菓子屋「平尾商店」の平尾健一さん(74)久枝さん(72)

 店に一歩入れば、昔ながらの駄菓子やくじ引き、おもちゃがびっしり。奥から「いらっしゃい」とおじちゃん、おばちゃんが顔を出す。誰でも子ども時代にタイムスリップさせてくれる。

 日高西中学校(豊岡市日高町庄境)の目の前、神鍋高原に続く国道482号沿いで半世紀以上、店を続けている。

 開業当初は文房具店で、中学校で必要なノートなどを扱った。必要なものをそろえるうち、駄菓子やおもちゃが増え、今の形になった。住民だけでなく、スキー客にも常連がいる。

 売れ筋は当たり付きの駄菓子で10円から。店内のお菓子は100円までが多い。プラモデルやミニ四駆がはやった時代もあったし、今は人気アニメのお菓子やカードが売れる。時代が変わっても、子どもが真剣に迷いながら「やっぱりこっち」と品定めをする姿は変わらない。レジスターでなく、あえてそろばんで勘定を続ける。

 近年は子どもが減る一方、仕入れ先が減って商品の確保は難しくなった。冬は肉まんを温めるショーケースを道路沿いに出すが、毎年「もう今年だけ」と思いながら続けてきた。夏には花火をばら売りするが、最近は獣よけの需要があって通年販売している。

 店に集まった子どもたちはみな、名前も地区も知っている。大人になって子どもを連れて「おばちゃん、いつまでも若いな」と顔を出してくれることも。「地域に子どもがいる限りは頑張りたい」(阿部江利)

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