玄武洞公園リニューアル、観覧用ステージなど新設 豊岡で完成式典
2022/09/02 05:30
新たに設けられたステージの上でテープカットをする関係者=玄武洞公園
山陰海岸ジオパークの見どころの一つ、玄武洞公園(兵庫県豊岡市赤石)のリニューアル工事が終了し、完成式典が1日開かれた。国の天然記念物「玄武洞」と「青龍洞」の前に観覧用のステージが設置され、玄武岩が連なる「柱状節理」の光景を間近で楽しめる空間になっている。
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工事は約1億4700万円をかけて昨年10月からステージや休憩棟、トイレ、園路、エントランスを整備してきた。全但バス・神姫バスの共同事業体が指定管理者で、玄武洞の成り立ちや地学上の意義などを説明するガイドも常駐している。公園の管理や運営費のため今年8月から有料化も始まり、大人500円(学生300円)の観覧料が必要。
山陰海岸ジオパークは世界ジオパークに認定されているが、今年は4年に1度の再審査の年で、玄武洞は重要なポイントとなる。関貫久仁郎市長は「再認定され、国内外から多くの人に来てほしい」と話した。
9月末まで夜間ライトアップをしており、10、11、19、23日にはタップダンスや演劇などの上演がある。23日は無料開放日。午前9時~午後5時。ライトアップは午後7~9時。(石川 翠)