海岸も神社も「劇場」に 「豊岡演劇祭2022」終盤へ 25日まで

2022/09/22 22:05

地元の竹を使ったワークショップが海辺で行われ、住民らがバランスを取りながら「蛸みこし」に挑戦した=豊岡市竹野町竹野(撮影・丸山桃奈)

 25日まで兵庫県豊岡市を中心に開催されている「豊岡演劇祭2022」が11日間の会期の終盤に入る。23~25日の3連休には劇場での上演に加えて、豊岡市役所前広場での路上パフォーマンスや飲食ブースが出店するナイトマーケットも予定されている。(石川 翠) 関連ニュース 冬の竹田城跡で特別体験を 期間限定、1日2組ガイドツアー 公立八鹿病院、PET-CT導入 但馬地域で初、がんや認知症診断 豊岡病院と共同利用 「愛してるぞー!!」妻への思い大声に乗せ 豊岡市の城崎温泉で「かに王国絶叫大会」

 豊岡演劇祭は全国から集まった劇団やパフォーマーなど約80団体が、計約100演目を発表。主催者側が招待する「公式プログラム」と、若手を中心とした公募制の「フリンジプログラム」が、約30会場で入れ代わり立ち代わり作品を披露している。台風14号の影響で一部中止になった演目もあったが、屋内外で多彩なプログラムが繰り広げられた。
 屋外でのプログラムは会場も多様で、キャンプ場や海岸、駅前広場、神社、温泉街、空きビルまでも「劇場」となり、普段のまちなみとは異なる雰囲気がつくり上げられていた。
 23~25日の午後6~10時(24日は5時半から)には豊岡市役所前で、大道芸や芝居、ダンスなどのパフォーマンスが続けざまに行われる。ナイトマーケットも催され、地元の飲食店など約15店がカレーやピザ、パン、イタリア料理、焼き菓子、クレープ、台湾おでん、アクセサリーなどを販売する。これに伴って、各日とも午後4時から大開通りの市役所前の区間のみ通行止めになる。
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 公式プログラムも、平田オリザさん主宰の劇団青年団による「日本文学盛衰史」(豊岡市民会館)や、東京を本拠とする新進気鋭の劇団あはひによる「光環(コロナ)」(芸術文化観光専門職大学)など一部の公演に残席がある。フェスティバルセンターTEL050・5527・7241

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