「田治米」の熟成酒、フランスのコンクールで最高賞 「純米山田錦」芳醇で切れのある辛口

2022/10/10 05:30

フランスのコンクールで最高賞を受けた「竹泉 純米 山田錦」などと田治米博貴社長=朝来市役所

 「竹泉」の銘柄で知られる酒蔵・田治米(兵庫県朝来市山東町矢名瀬町)の「純米 山田錦」が、フランスで開かれた日本酒のコンクール「蔵マスター」で最高位のプラチナ賞を受けた。同コンクールでの受賞は6年連続だが、最高賞は初めて。同社はイタリアで開催された品評会「ミラノ酒チャレンジ」でも2品種が受賞している。(小日向務) 関連ニュース パリの日本酒品評会、「播州一献」恩返しの最高賞 山陽盃酒造 稲穂を眺めながら、SDGsの純米吟醸「環(めぐる)」を飲み比べ、山田錦の田んぼと牧場でなごむツアー ビールがズラリ…日本酒も! ”一人暮らし独身男性らしい冷蔵庫”に「早く家に帰りたくなります」「うちの冷蔵庫もこんな感じ」


 蔵マスターは2017年に始まり、現地レストランのソムリエらが審査する。今回で6回目となる。
 受賞したのは、醸造から3年以上たった熟成酒の部門で、今年初めて設けられた。同社の田治米博貴社長は「得意とする熟成酒が受賞したことは本当にうれしい」と話す。これまで純米酒や純米大吟醸などの分野で金賞を受けてきた。
 受賞酒は、同市産の山田錦で醸造し、9年間熟成した日本酒。「人も酒も熟成しておいしくなっていく」と田治米社長。但馬ビーフなどの但馬の食材や、しょうゆ、酢、みそなどの発酵調味料と相性が良く、「特にすき焼きと合わせると何倍もおいしく食べられる」と説明する。
 受賞酒は芳醇(ほうじゅん)で切れのある辛口といい、かん酒にすると「ふんわりと柔らかく、食欲をそそる味わいがする」と話す。同社は海外販売にも力を入れており、醸造量の約10%をフランスやシンガポール、香港などに輸出しているという。
 今年は、イタリアの品評会にも初めて出品した。「純米 山田錦 梅酒」が現地のチーズとの組み合わせでベストペアリング賞に、「生酛純米吟醸 幸の鳥」がベストデザイン賞にそれぞれ選ばれた。
 「純米 山田錦」は1・8リットル瓶で2640円、720ミリリットル瓶で1540円。各地の酒販店で販売している。同社TEL079・676・2033

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