日本海の新鮮な「未利用魚」が日替わりランチに変身! 香美町の高校生がメニュー考案 大阪で期間限定

2022/10/17 20:20

兵庫県香美町の甘エビが使用されたパスタ

 サイズが不ぞろいなどを理由に競りにかけても値が付かない「未利用魚」などを使ったランチを提供する「兵庫県香美町フェア」が大阪市北区で開かれている。漁獲資源の有効活用や漁業者所得の向上を目指し、地元の高校生らがメニューを考案した。21日まで。 関連ニュース 同期入団は赤星、藤本…元虎戦士がラーメン屋で再出発 本場・博多で修行、正統派スープで勝負 黒豆、イカナゴ、酒かす…神戸の「ご当地チーズトースト」あなたはどれを選ぶ? 3喫茶店で投票を 神戸牛100%の分厚い肉だね鉄板で焼き…映える#新感覚ハンバーグ# 「神戸赤ふじ」トアロードに開店

 同町や但馬漁協、農林中央金庫などが町の活性化を目的に締結した包括連携協定に基づく取り組みの一環。三井不動産が協力し、中之島三井ビルディング4階のダイニング「CUIMOTTE(クイモッテ)」を会場に使用している。
 メニューは今年7月に香住高の生徒と学校法人村川学園(大阪府泉大津市)の学生が参加したコンテストで選ばれたレシピを採用。未利用魚のノドグロや甘エビ、ハタハタなどを食材に、皿うどんやオムライス、かき揚げ丼などを日替わりで提供する。
 香住高海洋科学科2年の2人は「ドギの南蛮漬け」を協力して考案。「ドギは深海魚で身が脆くロスが多くなりがち。肉を多く取れるよう背開きで工夫して調理した」と話した。
 「甘エビのアメリケーヌソースパスタ」を考案した学生は「午後からの仕事の活力となるようなレシピを考えた。エビの殻でだしをとり、殻も身も余すことなく使った」とPRした。
 但馬漁協の丸山和彦参与は「学生らの提案で、食材を余すことなく『調理の技』で使えることが分かった。漁業の課題解決に向けて新たに進みだせた」と語った。
 21日まで。フェアのランチは600~930円。午前11時半~午後3時(限定30食程度)。同ダイニングTEL080・4821・3713(平日午前11時~午後5時)

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