合格祈願 貫通石のお守り、村岡中・全生徒に贈る 笠波トンネル施工会社 香美

2022/11/03 05:30

笠波トンネルの貫通石が入ったお守りを掲げる生徒たち=村岡中学校

 兵庫県香美町村岡区黒田-日影間1・7キロの「笠波トンネル」の「貫通石」を入れたお守りが、トンネル工事の施工会社「安藤・間」(東京都)から地元の村岡中学校の全校生徒106人に贈られた。 関連ニュース 学業成就で知られる高砂・鹿嶋神社、その近くに鹿島神社が… 周辺の案内標識は「島」ばかり、なぜ? 「落ちない」合格祈願のお守りに マンホールカード収納、限定カバー登場 市川町下水道課「受験生応援したい」 どうしてこうなった…道路に「神社」が落ちてた!?「この神社に合格祈願は行けないなw」


 同トンネルは、国道9号笠波峠除雪拡幅事業の一環で2020年9月に掘削が始まり、今年6月に貫通した。貫通地点の岩石を指す「貫通石」は、トンネル工事に携わった土木技術者にとっての勲章。安産のほか、「難関突破」「初志貫徹」として合格祈願のお守りにもなるという。
 お守りは、泥岩のかけらを直径1センチのアクリル球に閉じ込めている。同社笠波トンネル作業所の本津元司所長(61)は「トンネルは2年近くかけて一生懸命掘った。初志貫徹で、皆さんも志望校に合格できますように」とあいさつ。
 2年の生徒(14)は「昨年授業で掘削工事の見学に行き、貫通を楽しみにしていた。一生のお守りとして大切にします」と話した。(長谷部崇)

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