獲ったマグロはツナ缶に 香住高生が北太平洋ではえ縄漁に挑戦 漁港から実習船乗り込む
2022/11/07 05:30
保護者や友人たちが出港を見送った=香住漁港東港
香住高校海洋科学科2年オーシャンコースの16人が4日、香住漁港東港(兵庫県香美町香住区境)で実習船「但州丸」に乗り込み、12月4日まで31日間のマグロはえ縄漁業実習に出発した。
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福江港(長崎県)と那覇港(沖縄県)に寄った後、北太平洋の漁場へ向かう。11月17日前後から8日間にわたって操業し、三崎港(神奈川県)で水揚げ。メバチマグロは市場で買い取ってもらい、ビンナガマグロは同校でツナ缶にするという。
乗船式では、実習生代表の今木涼葉(すずは)さん(17)が「これまでに学んだことを生かし、最後まで集中して取り組みたい」とあいさつ。宮本圭船長は「まず皆さんに求められるのはチームワーク。24時間拘束される中でつらいこともあると思うが、実習以外の時間も大切に使って、乗り切ってください」と激励した。(長谷部崇)