豊岡市、また車検切れの公用車を使用　昨年１０月から４回目

　兵庫県豊岡市は８日、竹野振興局の公用車１台を車検切れのまま使っていたと発表した。同市では同様の事案が相次いでおり、昨年１０月から４回目。 関連ニュース 議長公用車クラウン売却へ　最低価格は４万円台　収入確保へ消防車も　兵庫・上郡町 公用車１台を車検切れのまま６４日間使用　丹波篠山市、職員９人が計１１５４キロ走行 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のデロリアン、公道を快走！　神戸の男性２年半かけ完成

　今回の公用車はリースの軽トラックで、車検の満了が今年７月１５日だったが、車両管理の担当者が思い込みで車検手続きを失念。運転した８人の職員も確認していなかったという。１１月４日までに計７７回、計１３４９キロを走行していた。
　市は本庁や他の振興局などで車検切れが判明するたびに、車内や運行日誌に車検満了日を大きく掲示したり、職員間で情報を共有できるソフトで満了日を事前通知したりするよう周知していたが、徹底されていなかったという。
　市は、他の約３４０台分の期限を目視で点検したところ、車検切れだった公用車はなく、「年内には全車両で各対策を実施する」としている。（石川　翠）