丹波

  • 印刷

 兵庫県丹波市春日町野村の婦木農場の婦木敬介さん(24)が、ナチュラルチーズ「サンマルセラン」の製造・販売を始めた。農場で飼うジャージー牛の牛乳から手作りした品で、現在は1種のみの受注生産。将来的には品数も増やす構想を持ち、「欧州のようにチーズを楽しむ文化を発信できれば」と話す。

 幼い頃から農業志望だった婦木さんは、高校卒業後に静岡や北海道に農業研修へ。研修先の一つが経営する「さらべつチーズ工房」(北海道更別村)で出合ったチーズに魅了された。以前から興味を持っていたチーズ作りへの思いが強まり、同工房で修業を積んだ。

 「サンマルセラン」は仏南東部原産の白カビチーズ。出来たてはさわやかな酸味が特徴で、冷蔵庫で熟成させると、こくと風味が増してワインとの相性が良くなるという。チーズ作りの原点には両親の晩酌姿があったといい、「お酒のあてになるものを」との思いと、製造に大型設備は不要という点から、この種を選択した。

 静岡の研修先から連れてきた牛から搾乳し、母屋を改装した工房で製造。丹波では搾乳から手掛けるチーズ工房は珍しいという。3月から乳牛の餌や発酵具合などの試行錯誤を繰り返し、6月から販売を始めた。

 商品は曲げ輪っぱにこん包し、特別感も演出。現在は生産が限定的だが、将来的には熟成用の大型設備も整えてブルーチーズやゴーダチーズも手掛けたいといい、婦木さんは「嗜好(しこう)品としてチーズを楽しむ文化につながれば」と話していた。

 税抜き800円。注文は電子メール(fukifarm.order@outlook.jp)か、「婦木農場」で検索し同農場のネットショップで受け付ける。(中西幸大)

丹波の最新
もっと見る

天気(3月24日)

  • 12℃
  • ---℃
  • 20%

  • 11℃
  • ---℃
  • 30%

  • 13℃
  • ---℃
  • 0%

  • 12℃
  • ---℃
  • 20%

お知らせ