丹波

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 兵庫県丹波市氷上町生まれで陸上の芦田創(はじむ)選手(23)=トヨタ自動車=が12日にオーストラリアのキャンベラで開かれた陸上競技会「サマー・オブ・アスズ・グランプリ」に出場し、走り幅跳び(切断など)の日本新記録となる7メートル15の跳躍を見せた。目標にしてきた日本人初の7メートル超えで、自身の記録を40センチ更新。「今シーズンの初戦でこの記録は自分でもびっくり」と喜んだ。

 芦田選手は5歳で右腕に発症した腫瘍の影響で上肢障害がある。高校生から本格的に陸上に取り組み、初めて出場した昨年のリオデジャネイロ・パラリンピックでは400メートルリレーで銅メダル、走り幅跳びは12位だった。

 冬場は高さ105センチの壁に向かって垂直跳びを繰り返す独自の練習に取り組むなどし、持ち味の体のバネに磨きをかけてきた。昨年12月から今年2月の間にはハワイや沖縄県での合宿を敢行。「実業団に入って初めての冬シーズンだったが、温暖な地で良い合宿ができた」と、シーズン初戦に臨んだ。

 大会では6回の試技で3回、昨年6月に自身が残した日本記録6メートル75を上回る好記録を連発。5回目の跳躍では7メートル15と世界ランク3位に相当する記録をたたき出した。11日に出場した100メートルでも自己ベストに0・05秒迫る11秒70を記録し、「助走が速くなった感覚。体も強くなっている」と自身の成長と手応えを感じた。

 「念願の7メートル」と語るように、自身も数字の「7」をあしらったアクセサリーを身につけるなど、日本パラリンピック男子初の大台突破に特別な思いを持っていた。「リオだと銅メダルの位置。どんな状況でも7メートルを安定して出せるようになれば、勝負できる」と2020年の東京パラリンピックに向けて好スタートを切った。(尾藤央一)

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