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アルファベットと数字だけの簡素なラベルは、従業員が走り書きした荷札を転用したデザインだという=山名酒造
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アルファベットと数字だけの簡素なラベルは、従業員が走り書きした荷札を転用したデザインだという=山名酒造

 兵庫県が10年ぶりに開発した酒米の新品種「Hyogo Sake 85(エイティーファイブ)」を使って醸造した新銘柄の純米吟醸酒を、山名酒造(丹波市市島町上田)が1日から地元で販売を始めた。その名も「Hyogo Sake No.85」で、外観はワインボトルのよう。口に含んだ時の香りがよく、きれとのどごしに優れた仕上がりになっているという。

 県が海外販売が弾むように期待を込めた新品種米は、山田錦を寒冷地向けに改良したもの。カビが寄生するいもち病に強く、こうじ菌が繁殖しやすい「心白」と呼ばれる部位が大きいため、精米歩合が比較的高くても雑味が少ない酒を醸造しやすいという。県は年々高まる海外需要をにらんで品種名を横文字にし、8月に同酒造と但馬の2社が醸造した新銘柄を香港の展示場に出品する。

 山名酒造では過去にも県が開発した新品種の初醸造を手掛けた実績があり、今回は近くの農場に依頼して一昨年から試験栽培を始め、昨年の本格栽培で約1・8トンを収穫した。新品種だったため醸造も手探りで、米に水を吸わせる時間などを探りながら仕込みに挑んだという。

 ワインボトル風の四合瓶は海外出品を意識した一方、穏やかな香りとすっきりした辛口という味わいは同社の普段着の味だといい、山名純吾社長(58)は「まずは地元の人に試して欲しい」と話していた。1500本限定の四合瓶1728円、700本限定の一升瓶3456円。同酒造0795・85・0015

(中西幸大)

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