古民家の空き家を活用して交流人口増加を図ろうと、兵庫県篠山市内の若手工務店主らの会「住倶楽部」が、改修作業の実践を通じて、その建物を生んだ地域文化や景観なども学ぶ場を提供する“建築学校”の立ち上げを目指している。建築を学ぶ学生らを受け入れる想定にしており、今年9月にはプレイベントとして同市黒田の民家で測量会を実施した。参加した大学生による改修案発表会は24日、篠山商工会館(同市二階町)である。
会は商工会青年部で出会った30~40代の8人が2012年4月に結成。神戸芸術工科大と産学提携して、実際に古民家改修に取り組んできた。学校企画のきっかけは16年に手がけた松隣寺口バス停(同市本郷)の待合所作り。同大学の学生と一緒に参加したドイツの大学生から好評だったことから、古民家の新たな可能性に着目したという。
学校企画には、公募でまちづくりに取り組む丹波地域ビジョン委員会も協力する。9月にあった測量会では、神戸芸工大を中心とする学生たちが交流会を通して地元住民の意向や考え方を学び、改修案を考えるために築97年の商家を測量した。測量や図案作成の技術指導は会のメンバーが担当した。
“建築学校”は来年にも始動させたい考えで、事務局の中井雅人さん(43)は「世界中の人が来てもらえるような学校にしたい。各地にそれだけの価値がある古民家が残っている」と話している。設計発表会は午後2時半~午後4時。空き家の活用を考えるまちづくり協議会や自治会関係者の参考になればと、先着20人の見学も受け付けている。商工会の竹見さんTEL079・552・0758
(中西幸大)








