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風味も見た目もちょっぴりクセを押し出すトウキ葉せんべい。意外なさっぱり感も併せ持つ=いづみ屋製菓
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風味も見た目もちょっぴりクセを押し出すトウキ葉せんべい。意外なさっぱり感も併せ持つ=いづみ屋製菓

 兵庫県丹波市山南町和田地区で江戸時代から栽培が盛んな薬草の利活用を研究する兵庫医療大(神戸市中央区)と、地元の老舗「いづみや製菓」が協力し「トウキ葉せんべい」を開発した。薬用になるトウキの根ではなく、捨てられる葉を活用したもので少しクセのある風味が特徴。昨秋から販売を始め、今後は大学が本格的な販路開拓に当たるという。

 同大は薬草の生産振興につなげようと、地元のふるさと和田振興会と提携して葉の有効活用法を研究している。地元のイベント「さんなん和田漢方の里まつり」ではトウキ葉を使ったギョーザやパスタなどの料理を販売してきたほか、地元の製麺業者と提携して葉入りのうどんなどを手がけてきた。

 せんべいは昨年のまつりの目玉商品として、同大がいづみや製菓に開発を依頼。トウキ葉を使ったせんべいは70年以上の歴史を誇る同社にとっても「衝撃的な提案」だったそうで、独特のクセを出しつつ、菓子としての風味を損なわないようにと、生地を練る水分にトウキ葉の茶を使って仕上げた。

 せんべいには、同大の院生らが考案したキャラクターが原案というトウキの妖精「トウキン」の焼き印が押されている。不思議なキャラに加え、せんべいの焼き印としては空白の多いデザインなど学生ならではのセンスに、いづみや製菓の廣内尚登代表(38)は「学生ならではの感性は商品作りで刺激になった。地場産業の活性化につながればうれしい」と話していた。

 トウキ葉せんべいは14枚入り380円。薬草薬樹公園などで販売。同大の担当者は「今後は丹波市内の道の駅や神戸市内でも置いてくれる店を探していきたい」としている。(中西幸大)

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