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「神力」の化粧まわしを手にする山内一央会長ら棚原相撲甚句保存会のメンバー=丹波市春日町棚原
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「神力」の化粧まわしを手にする山内一央会長ら棚原相撲甚句保存会のメンバー=丹波市春日町棚原

 大正初期に活躍した力士の化粧まわし6本を現代に伝える棚原相撲甚句保存会(兵庫県丹波市春日町棚原)が28日、まわしを贈った力士の一人「神力」の出身地である加東市大門で、当時のものと伝わる相撲甚句を披露する。同会が力士の故郷で公演するのは初めてで、山内一央会長(82)は「今回をきっかけに、両地区の交流が続けば」と期待を寄せる。

 同会の調査によると、神力は大阪相撲協会の幕内力士で、最高位は前頭4枚目。同協会が1927年に東京の大日本相撲協会と合併後は、十両力士として土俵に上がったという。兄の陣幕は、大阪相撲協会の大関(現在の横綱と同位)で、大門地区には陣幕をしのぶ石碑が立っている。

 同地区の交流が生まれたきっかけは、神力の研究のために石碑の拓本を取ろうと現地を訪れた山内さんら会員と、たまたまその場にいた蓬莱英隆さん(79)の出会いだった。文字をうまく写せず、悪戦苦闘する山内さんらに蓬莱さんが声を掛け、「石碑のことなら、『大門誌』に載っている」と助言。同誌を調べた山内さんらは、陣幕の生い立ちについて理解を深め、蓬莱さんを伝って大門老人会などと交流を始めた。

 親交を深めるなか、今年2月に山内さんらが「神力、陣幕ゆかりの地で相撲甚句を奉納したい」と願い出て、今回の公演が実現した。当日は、同会の40~80代の16人が訪問し、大門公民館である「れんげ祭り」で神力らが伝えたとされる「立つ立つづくし」など三つの甚句を披露する。

 山本勇副会長(74)は「相撲甚句を見た大門の方が興味を持って、棚原に来てくれたらうれしい」と話す。公演は正午~午後0時半に予定されている。(真鍋 愛)

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