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丹波市が設置した騒音への配慮を呼び掛ける看板=丹波市春日町黒井
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丹波市が設置した騒音への配慮を呼び掛ける看板=丹波市春日町黒井

 国史跡・黒井城跡(兵庫県丹波市春日町)の地元・黒井地区で、ごみ問題や「早朝登山者が出す音に悩んでいる」といった声が増えている。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公、明智光秀ゆかりの地として注目されるほか、雲海の観測スポットなどとしても人気が高まっているためだ。丹波市では近隣住民への配慮を求める看板を設置するなど、対応を進めている。(真鍋 愛)

 同城跡は2017年、日本城郭協会(東京都)が選定する「続日本100名城」に選ばれた。標高356メートルの猪ノ口山を中心に広がる同城跡には「ゆるやかコース」が整備され、登山初心者でも比較的容易に登頂できる。登山口の麓には無料駐車場があり、アクセスは良好。頂上では360度のパノラマが広がり、雲海が発生しやすい早朝は、兵庫県内外の写真愛好家が盛んにシャッターを切る。

 歴史愛好家も、同城跡に熱視線を注いでいる。黒井城主の荻野(赤井)直正は1575年、城に進軍した光秀を堅守で退けたことで知られ、ドラマに登場する可能性がある。春日地区の史跡など10カ所以上を紹介する「お福ちゃんガイドの会」への依頼では、同城跡の案内は、1、2を争う人気だという。今年4月には、同城跡で新作能「直正」の上演や甲冑武者の茶会イベントが開かれ、歴史ファンら約350人が訪れた。

 地元では「黒井を知ってもらえてうれしい」と、来訪者増を歓迎している。しかし、登山口が住宅街に近いこともあり、「早朝登山者の話し声やエンジン音がうるさい」といった声も徐々に聞かれるようになった。同地区自治協議会の要望を受け、市は昨年12月、登山口などに直正のイラストを添えて「お静かにお願いします」などと書いた看板を3カ所に設置。通い慣れた登山客は、他の登山客に注意を促しているという。

 同地区では、騒音以外にも、ごみのポイ捨てや、トイレマナーも問題になっているという。地元有志でつくる黒井城跡地域活性化委員会の吉住孝信委員長(70)は「黒井が盛り上がるのはうれしいが、マナーを守ってもらえるとありがたい。委員会でも、今後の対策を考えていきたいと思う」と話す。

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