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G20サミットでの交通規制を周知する電光掲示板=丹波市柏原町柏原
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G20サミットでの交通規制を周知する電光掲示板=丹波市柏原町柏原

 8、9日に福岡市である20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議や、28、29日に大阪市で開かれるG20首脳会合(サミット)では、会場周辺や高速道路などで大規模な交通規制が予定されている。宅配大手のヤマト運輸(東京都)は、会期前後の日時指定配達や「クール宅急便」など、一部サービスの中止を発表。兵庫県丹波地域の企業でも、商品配送の遅延や物流の滞りに備え、対策を検討するところが出ている。(真鍋 愛)

 丹波市山南町美和に製菓工場を持つ中島大祥堂(大阪府八尾市)では、ネットでの注文販売の配送をヤマト運輸に委託している。ヤマト運輸の対応を受けて先月25日、オンラインショップに福岡会議での交通規制による商品遅延の可能性についてお知らせを掲載し、「早めの注文を」と呼び掛けた。8日と9日については、会期前後の日時を選択した客が多かったという。同社では大阪サミットについても、オンラインショップで同様の対応をしている。

 サミット会期前後は、関東などでお中元シーズンが本格化する時期にも重なる。丹波市市島町上田の山名酒造は、7月1日など、配送の遅延が予想される期間を指定して注文した顧客には個別に説明し、場合によっては指定日の変更などを求めるという。担当者は「お客さまに理解を求めるしかない」とため息を漏らす。

 同市立地方卸売市場を運営する東兵庫魚菜の担当者は「サミット期間中、野菜や青果の生産者が大阪方面への出荷を避けるのでは」と不安を口にする。全国の産地から兵庫県に出荷される生鮮食品は、大阪の卸売市場を経由して神戸市や姫路市の中央卸売市場に輸送され、最後に各地域の市場に運ばれることが多い。大阪への出荷量が減ると、丹波の市場で扱う食料品の量も減り、相場が上がる可能性があるという。

 サミット期間は、信州地方でレタスやキャベツなどの出荷が始まるが、生産者が交通規制を懸念し、関東圏への出荷を優先する恐れもある。渋滞を避けるために産地での集荷時間を早めて出発し、結果的に出荷量が少なくなるといった事態も予想される。気をもむ市場関係者だが、「事前の対策は難しい」のが本音。「その場その場で対応するしかない」と話す。(真鍋 愛)

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