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丹波篠山市役所=篠山市北新町
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 兵庫県丹波篠山市の推計人口(県発表)がこのほど、市制発足以来初めて4万人を下回った。県統計課によると、6月1日現在で3万9952人。1999年の合併当時から約6500人の減少となる。しかし、同市がホームページで発表している人口は6月末現在で4万1446人となっており、千人以上の開きがある。どちらが本当の人口なの?(金 慶順)

 県が毎月発表する推計人口は、5年に1度行われる国勢調査で判明した人口を基準とする。その数字に、各市町が住民基本台帳に基づいて毎月報告する移動数(転出や転入、出生、死亡)を差し引きし、推計人口を出している。

 一方、市が発表する人口は、住民基本台帳に登録のある住民の実数だ。なぜ二つの数字に大きな差が出るのだろうか。国は国勢調査に関するホームページで、「住民票の届出場所と実際に住んでいる場所が一致しない場合があるから」と答えている。

 例えば、夫婦と大学生の長男という3人家族の場合。長男は進学のため、神戸市で独り暮らしをしているが、住民票は実家の丹波篠山市に置いたままというケースを想定する。このとき、住民基本台帳に基づけば丹波篠山市の人口は「3人」とカウントされる。だが国勢調査は「ふだん住んでいる人」を尋ねるため、居住者は夫と妻のみとなり、人口は「2人」だ。

 直近の国勢調査は2015年10月に行われた。約70万人の国勢調査員が国内に住む全世帯を訪問し、インターネット回答用の案内や紙の調査票を配布して居住実態を把握する。

 県統計課によると、都道府県ごとに人口推計の方法は違うといい、人口のとらえ方はさまざまだ。酒井隆明市長は「市としては住民登録のある数字を人口としている」としながらも、「人口減少は国全体の課題。減少を認めた上で、移住・定住促進など地域活性化策を続けたい」と話す。

 住民の転出や転入に伴う市人口の「社会増減」は1999年度に「424人増」だったが、2003年度に減少へ転じ、08年度にはピークの「337人減」に。近年は減少幅が落ち着いているといい、昨年度は「8人減」だった。市は「自然減は止められない面もあるが、移住や促進の施策は実を結びつつある」としている。

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