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「脱傍観者」をテーマに授業を受ける生徒と、アプリの使用イメージ=氷上中学校
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「脱傍観者」をテーマに授業を受ける生徒と、アプリの使用イメージ=氷上中学校

 兵庫県丹波市教育委員会は、市内の7中学校でいじめの匿名相談アプリ「STOPit」を導入した。併せて、16日までに各校でいじめ防止の授業を実施。同アプリの使い方を説明したほか、講師が「いじめをなくすには、周囲で見聞きする人の行動や、学級の雰囲気が重要」などと呼び掛けた。

 同アプリは、生徒がスマートフォンなどにインストールして使う。学校ごとの専用コードを入力すれば、相談員と文章や画像のやりとりができる。伝わるのは校名と学年だけで、名前は明かさずに済む。パソコンやタブレット端末でも利用できる。

 対象は同市内の中学校に通う全生徒1666人。相談員はこれまでに相談対応の経験がある同市教委の職員2人が務め、平日午前9時~午後5時に返信する。

 氷上中学校(同市氷上町成松)の全校生徒470人は、12日に授業を受けた。テーマは「脱傍観者」。会員制交流サイト(SNS)でクラスメートの陰口を見つけた際、自分ならどう行動するか考え、「陰口をやめるようSNSに書き込む」「自分が傷つけられるかもしれないし、先生に相談する」など意見を交換した。

 続いて、講師が学級内の雰囲気がいじめ防止に与える影響を、研究結果を交えて説明。「大切なのは、周囲がそれぞれできることを行動に移すこと。みんなのクラスでの態度が、行動しやすい空気をつくる」と強調し、「このアプリは、悩んだときの一つの選択肢として活用してほしい」と伝えた。

 足立幸広校長は「時代に合った方法だと思うが、導入して終わりにしないようフォローしたい。直接相談しやすい雰囲気づくりも忘れない」と話した。

 販売元のストップイットジャパン(東京)によると、このアプリは米国で開発され、国内では14自治体281校(6月7日現在)が導入。兵庫県内では丹波市が初めてで、尼崎市も導入を予定している。(大田将之)

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