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宮入りに向かう氏子ら=丹波篠山市福住
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宮入りに向かう氏子ら=丹波篠山市福住

 兵庫県丹波篠山市川原の住吉神社で27日、例祭「水無月祭」の本宮が開かれた。市内外から集まった見物客らは、雨が降りしきる中で山車が勇ましく宮入りする様子を楽しんでいた。

 太鼓や笛の音が各集落から響きだした午後5時頃。雲行きが怪しい空をにらみながら、四方を囲うちょうちんを雨から守るためにシートをかぶった山車は、集落内をゆっくりと練り歩いた。

 午後6時を過ぎて雨が激しく打ち付ける中、5基の山車が順に宮入り。「ヨイヤッセーヨーイ」といった掛け声とともに、びしょぬれになった氏子らは必死に山車を持ち上げ、気合の入った練りを披露した。また青年部の若者たちは「あーめでたいな」と声を上げながら輪になって飛び上がり、祭りを祝った。

 川原地区の山車に乗り、喚鐘と呼ばれる鐘をたたいて宮入りした森田澪央くん(12)=京都府舞鶴市。祖父母宅のある川原で毎年参加しているといい、「4年目の今回は練習の成果が出せてしっかりたたけた。来年も出たい」と満足げだった。

 その後、市の無形民俗文化財の「打込囃子」を奉納する予定だったが、雨で楽器がぬれるなどの理由から中止に。氏子総代らは「今まで中止になったのは聞いたことがない。祭りは来年もあるので無理はしない」と残念そうだった。(綱嶋葉名)

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