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カエルの命と向き合う研究が意見発表部門で最優秀賞となった山上琴音さん(右)と、プロジェクト発表部門に出場した生徒たち=篠山東雲高校
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カエルの命と向き合う研究が意見発表部門で最優秀賞となった山上琴音さん(右)と、プロジェクト発表部門に出場した生徒たち=篠山東雲高校

 兵庫県学校農業クラブ連盟大会が7月23、24の両日、同県上郡町の県立先端科学技術支援センターであり、ウシガエルと他のカエル、人間との共存を考えて述べた県立篠山東雲高校3年の山上琴音さんが、意見発表部門で最優秀賞に輝いた。自宅ビオトープでの観察や駆除したウシガエルの堆肥化などを通じ、カエルたちの命と向き合った。

 山上さんは大芋地区に暮らし、祖父は黒大豆農家。子どもの頃は農地の脇の池から「クァックァッ」とアマガエル、「グゲゲ」とトノサマガエルの鳴き声が聞こえていたが、いつからか「ヴォーヴォー」というウシガエルの鳴き声だけになった。だが、池をビオトープとして整備したところ、再び複数のカエルの声が聞こえだしたという。

 外来種であるウシガエルは「鳴き声がうるさい」と嫌われがちで、さらに害虫を食べるアマガエルやトノサマガエルを食べてしまうため、駆除の対象になることも。だが、自宅ビオトープではウシガエルと他のカエルが共存していることから、山上さんは「環境のバランスを見つければ共生できるはず」と考えた。

 一方で、高校では篠山城跡の堀で捕獲したウシガエルを堆肥として活用する研究も進める。山上さんは生き物が好き。「できればどんな生き物も駆除したくない」と願う。ただ、ウシガエルが在来種を食べ尽くしてしまったとみられる池もあり、「やむを得ず駆除する場合は有効活用しないと」と話した。

 大会ではカエルの鳴きまねも披露しながら、共生への思い、悩ましさを発表。他校の生徒から「共感した」と声を掛けられたという。「ウシガエルが鳴くのは当たり前。共存のバランスを追究したい」と意気込む。山上さんは8月21、22日に奈良県で開かれる近畿大会に出場する。

 同大会プロジェクト発表部門では、同校3年の小森文哉さん、片山碧依さん、笹倉風花さん、塩谷真奈実さん、島端皓章さんが、旧福住小学校の前庭改修事業などで優秀賞を受けた。(金 慶順)

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