戦国武将・明智光秀に討たれた八上城跡がある兵庫県丹波篠山市の高城山(標高約460メートル)で、同市が8月から9月にかけ、開けた眺望を確保するために山頂の樹木約300本を伐採した。これまで見えにくかった篠山城跡を見下ろせるようになり、登山客が増えることを期待している。
光秀を主人公とした大河ドラマ「麒麟がくる」が来年放送されるのを前に、伐採費用など、約380万円をかけて実施。本丸跡や二の丸跡がある主郭部の約8千平方メートルで、直径20センチ以上のヒノキ223本、広葉樹約85本、その他の雑木などをチェーンソーで切り倒した。