丹波

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認知症啓発動画の撮影に臨む丹波市市職員や丹波署員=丹波市春日町黒井
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認知症啓発動画の撮影に臨む丹波市市職員や丹波署員=丹波市春日町黒井

 認知症について理解を広げようと、兵庫県丹波市地域包括支援課の職員たちが、啓発DVD「私は、認知症になっても住みなれたこのまちでくらしたい」を自主制作した。脚本や出演、撮影など全て職員の“手作り”で、丹波署も撮影に協力。認知症の特徴を分かりやすく伝え、同市が開催する「認知症サポーター養成講座」への導入教材として活用していく。

 「ご飯まだ?」「さっき食べたでしょ」「そうやったかいな…」

 「あれ? ここはどこかいな? 家はどこやった?」

 物忘れがひどくなり、レジの支払いはうまくできず、外出先では自分の名前や住所を忘れてしまう。DVDは80代半ばで、少し前から認知症の症状が出始めたさきえさんを主人公に、周囲の人々との関わりを描く。さきえさんへ矢継ぎ早に質問を投げかけたり、口調がきつくなったり。当事者が困惑するような周囲の接し方を例示する一方、「それぞれが向き合い方を考えてほしい」との思いで模範的な対応はあえて示さない。

 約10分の映像では、三つのシーンで「記憶障害」「見当識障害」「理解・判断力の低下」といった初期の認知症の主症状を紹介する。映像の終盤では、「誰もが正しく理解し、温かく見守る応援者となれば、認知症であっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる。正しい知識と思いやりで、当事者や家族が穏やかに暮らせるよう、認知症について学んでみませんか?」と呼び掛ける。

 警察官役を務めた丹波署の木村雅則巡査長は「ふだんから認知症の人と接することは多いので、自然に演じることができた」。同課の荻野あゆみ主任保健師は「認知症の人と『どう接していいかわからない』という声は多い。そういった人たちにアプローチしていくためにも、DVDを活用したい」と話していた。

 同市では支え合い推進会議や自治会長会、民生委員会などの場でDVDを上映していく。同課TEL0795・88・5751(4月6日から介護保険課地域支えあい推進係TEL0795・88・5267)

(大田将之)

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