丹波

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豚舎で水をまく職員。暑かったからか、豚がホースに寄ってきた=氷上高校
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豚舎で水をまく職員。暑かったからか、豚がホースに寄ってきた=氷上高校
牛舎内を清掃する農場長の山内英昭教諭=氷上高校
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牛舎内を清掃する農場長の山内英昭教諭=氷上高校

 新型コロナウイルス感染拡大による臨時休校が続く氷上高校(兵庫県丹波市春日町黒井)で、生徒たちに代わって教職員たちが牛や豚といった動物の世話や農作物の栽培などを担っている。登校可能日は設定されたものの、少なくとも5月末までは教職員らによる管理が続くといい、生徒たちが再び実習に取り組めるよう、準備を続けている。(川村岳也)

 同校では、授業の一環で農作物の栽培や動物の飼育に関する学習に取り組んでおり、敷地内に畑や水田、温室に畜舎など、面積約7・3ヘクタールの実習施設を持つ。これまでは授業で実習を受ける生徒約300人が、日々の授業に加え、放課後や休日も農場で動物たちの世話をしてきた。

 しかし、臨時休校を受けて生徒たちは登校できなくなった。現在、農場を管理しているのは約20人の教職員たち。事務作業と掛け持ちの人もいる。同校農場長の山内英昭教諭(52)は「在宅勤務では餌をやることができない。全ての動きが止まっていても、現場は動かさないと」と話す。

 初夏の日差しがまぶしい11日、同校を訪問した。午後2時半、牧草を刈り終えた職員が、ニワトリ約500羽、牛11頭、豚3匹の世話を行うため、畜舎へ向かう。餌やりなどは1日あたり、朝と夕方の2回。休校前は生徒3、4人が夕方の世話を担当していた。今は朝も夕方も、主に職員2人で行う。

 職員らは畜舎内を掃除しつつ、ニワトリが産んだ卵を集め、大きさごとに選別。牛や豚には餌を与えてふんを回収し、約1時間かけて作業を終えた。

 農作物の管理も続けている。学校再開後に生徒がすぐ栽培を再開できるよう、教職員らは畝を作り、種をまいている。一方、生徒らが冬に種をまき、順調に育った野菜の苗は、その大半を廃棄せざるを得ないという。例年4月に開かれていた販売実習が中止になり、行き場を失ったためだ。

 授業再開後も課題は残る。例えばトマト。成長する過程を見て学ぶはずが、最初から実がなった状態で教わることになる。山内教諭は「特に1年生は、これまでに入学式をしただけ。やっていないところは作業しながら話して教えないといけないが、ペースが速くなってしまう」と不安を口にした。

 休校期間中の校内の様子は、同校の公式ブログで紹介されている。

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