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地方の農家と都会の大学生が、画面越しに乾杯する「オンライン飲み会」=丹波篠山市黒田
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地方の農家と都会の大学生が、画面越しに乾杯する「オンライン飲み会」=丹波篠山市黒田

 地方の農家と都会の大学生が画面越しに乾杯する「オンライン飲み会」が、兵庫県丹波篠山市の西紀南地区の集会所を拠点に、夜な夜な開かれている。同地区で活動する神戸大学の農業ボランティアサークル「にしき恋」が発案し、その名も「スナックにしき恋」。新型コロナウイルスの影響で現地入りできない状況が続くが、お世話になっている農家たちに「お元気ですか?」と呼び掛ける。(金 慶順)

■現地で活動できず、週2回

 5月下旬、同市黒田の集会所「みなみ・ほっと・サロン」で、農家の山本至さん(67)、真知子さん(64)夫婦がスクリーンの前に座る。午後7時すぎ、テレビ会議システム「Zoom」を起動すると、画面上に学生たちの笑顔が映し出された。

 「お久しぶりです!」

 「みんな全然変わってないねぇ」

 学生たちはそれぞれの自宅から参加。自分で用意したビールやお茶を掲げて画面越しに乾杯し、近況を報告し合った。「時間ができたので家で刺しゅうを始めました」「ベランダでナスを育てています」と学生が話すと、山本さんは「今日は家の近くにコウノトリが飛んできたんや」と写真を見せた。

 にしき恋は2013年に始動。西紀南まちづくり協議会を通じて人手の足りない農家を手伝ったり、農地を借りて自ら栽培・販売したりする。だが感染予防のため、3月以降は現地入りを休止。同地区は水稲や黒大豆などを育てる農繁期の真っ最中だが、サークル活動の制限は6月下旬まで続く見込みという。

 そんな中、オンライン飲み会は5月中旬に始まった。参加者は農家1世帯とまち協の北山透事務局長(67)ら、学生5人程度。メンバーを入れ替えながら週2回ほど“開店”する。

 山本さん夫婦はこの日が初来店。学生にコロナの影響を尋ねられると、山本さんは「農作業は順調。種をまく器具を手作りしたんや」と報告した。オンライン飲み会は初めてといい、「そばで話しているみたい」と真知子さん。「久しぶりに顔を見て元気をもらえました」と喜んだ。

 同大4年の学生は「長らく農家さんの手伝いをできていないので、お変わりないか知りたかった。早く現地で活動を再開したい」と話していた。

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