丹波

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選手らと農作業を体験した子どもたち=丹波篠山市小野新(7月26日撮影)
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選手らと農作業を体験した子どもたち=丹波篠山市小野新(7月26日撮影)
黒豆作りに挑戦するデウソン神戸の選手ら=丹波篠山市小野新(6月14日撮影)
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黒豆作りに挑戦するデウソン神戸の選手ら=丹波篠山市小野新(6月14日撮影)
子どもに見守られながら土寄せ作業をするデウソン神戸の選手=26日午前、丹波篠山市小野新
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子どもに見守られながら土寄せ作業をするデウソン神戸の選手=26日午前、丹波篠山市小野新
黒豆作りに挑戦するデウソン神戸の選手=丹波篠山市小野新
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黒豆作りに挑戦するデウソン神戸の選手=丹波篠山市小野新
黒豆の苗の植え方を教わるデウソン神戸の選手ら=丹波篠山市小野新
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黒豆の苗の植え方を教わるデウソン神戸の選手ら=丹波篠山市小野新

 5人制サッカー・フットサルのFリーグ2部、デウソン神戸の選手らが今年、兵庫県丹波篠山市内で活動して汗を流している。ただし試合ではなく、農作業で-。普段は屋内のコートに立ち、足技で魅了する選手は6月、約3千本の黒豆の苗を手植え。7月26日には、神戸市のフットサルクラブの子ども45人と、土寄せや草抜きを行った。今秋には、作物と共にサポーターへ感謝の気持ちを届ける予定だ。(真鍋 愛)

 今年から、丹波篠山市内に合わせて約35アールある畑で黒豆を育てて収穫し、枝豆などとしてサポーターやスポンサーに提供する試みを始めたデウソン神戸。発起人は、クラブの運営をサポートする提携グループ「Aolani(アオラニ)」代表の古川次郎さん(51)=丹波篠山市=だ。

 かねて「第1次産業とサッカーを絡めた活動ができないか考えていた」という古川さんは2年前、同市川原の黒豆農家に「ほぼ無理やり」(古川さん)弟子入り。昨年からは杉原善隆(よしただ)さん(81)=同市=の指導を仰いでノウハウを身に付け、クラブとして活動できる地盤を固めてきた。

 「フットサルはまだ認知度が低い。ファンが応援しがいがあるような活動ができていない」。古川さんによる黒豆作りの提案には、自ら育てた農産物を直接渡すことでサポーターに喜ばれ、選手のモチベーション向上にもつながれば、との願いも込められている。

 初作業日となった6月14日、選手らは2人一組になり、古川さんが管理する同市小野新の畑と、同市二之坪の畑で苗植えに取り組んだ。前日の雨を含んだ土はぬかるみ、服や靴はたちまち泥だらけに。腰をかがめての作業に、思わず「練習と同じくらいしんどい…」とつぶやく選手もいたが、表情には次第に笑みが浮かび始めた。

 7月26日は、合宿で同市を訪れていた子どもたちも作業をお手伝い。選手らに手ほどきを受けながら、汗を流した。土寄せをした男児(5)は「選手のお兄ちゃんに『すごいな』ってほめてもらってうれしかった」と、にっこり。

     ◇   ◇

 キャプテンのソ・ジョンウ選手(30)は「新しく加わった選手も多い。作業を通じて交流が深まっている」とほほ笑む。今季加入した武石高弘選手(32)は「試合で結果を出し、ファンに恩返しするのは当然。プラスアルファ、違う形で感謝を伝えられるのであればうれしい」と話す。

 畑がある地域の住民も、チームの取り組みに関心を向けている。杉原さんは「スポーツ選手の活動を見れば、子どもたちが農業の楽しさに気付いてくれるのでは」と期待を寄せる。鈴村拓也監督(41)は「プレーはもちろん、社会貢献活動で地域の力になるのもクラブの使命」と力を込める。

 新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れているFリーグは、9月以降のシーズン開始を目指している。選手らは練習の合間を縫って、支柱打ちなどの作業で度々畑を訪れる予定という。今年のデウソン神戸はプレーに、農作業に、熱いシーズンを迎えそうだ。

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