丹波

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植栽されたシキビと郷遊会の榮治彦会長=丹波篠山市本郷
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植栽されたシキビと郷遊会の榮治彦会長=丹波篠山市本郷
「郷遊会」の会員らが植えたシキビの苗木=丹波篠山市本郷
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「郷遊会」の会員らが植えたシキビの苗木=丹波篠山市本郷

 若い夫婦や子ども連れなどに、もっと墓参りをしてもらおうと、兵庫県丹波篠山市本郷の青年らでつくる「郷遊会」が、「シキビ」の栽培に取り組んでいる。今後、地域内の墓地に植え、自由に切って利用してもらう計画で、同会の榮(さかえ)治彦会長は「手ぶらでお墓参りに行ってもらえるようにしたい」と意気込んでいる。(綱嶋葉名)

 同会は、2006年に設立。地域活性化のため、こいのぼりの掲出やイルミネーションの設置、イベント開催などを行っている。

 シキビの栽培は、同会のある草山地区などで若い人が墓参りをする頻度が低下していることを問題視した会員らが企画した。手間となるのは供える花の準備と考え、花より長持ちしやすく、散りにくいシキビに目を付けた。県が地域活性化の活動などに対して支援を行う「交流促進パワーアップ事業」も活用し、補助を受けることが決まった。

 シキビは「シキミ」とも呼ばれるマツブサ科の常緑樹で、寺院や墓地に多く植えられる。葉や花には毒が含まれ、「悪(あ)しき実」からその名が付いたといわれる。土葬の際に土に挿し入れたり、棺に入れたりして、遺体を獣類に荒らされないようにしたことから、仏前花になったとされる。傷つけると強い香りがする。

 同会では、3月に約200株の苗木を、地域内の日の当たらない山裾や同会事務所の裏に植栽した。ある程度の大きさまで育てた後、草山地区内に14カ所ある墓場に植え替える予定。シキビの提供は来春の彼岸を目指しており、居住地域は限らず、墓場を訪れた人には誰にでも提供する。

 榮会長は「墓はほったらかしにはできない物。盆だけでなく、彼岸にも気軽にお墓参りしてもらえたら」と期待している。

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