秋の丹波路を自転車で走るイベント「ふるさとグランツール兵庫丹波2020」が1日、兵庫県丹波篠山市、丹波市内で開かれた。京阪神などからエントリーした82人が8グループに分かれ、丹波地域の自転車愛好家の案内を受けながら、約100キロのコースを駆け抜けた。
昨年度つくられた延長約200キロのサイクリングモデルルート「兵庫丹波チャレンジ200」の策定記念イベント。今回は、ルート内の約100キロがコースとして使用された。道中3カ所には、黒枝豆のちまきや焼き丹波栗などを提供する休憩所が設けられた。
参加者は、県立丹波並木道中央公園(丹波篠山市西古佐)を出発。のどかな山里の風景や旬の味覚を楽しみつつ、篠山城跡や黒井城跡、川代渓谷などの観光スポットそばを疾走した。
イベント運営に携わり、自らも出走した、自転車タイヤメーカー「パナレーサー」の大和竜一社長(55)は「グループで一緒に走る大会は珍しい。楽しみで昨日は眠れなかった」と笑顔でスタートを切った。(真鍋 愛)
