シカ、クマ…迫力の剥製13体 丹波市で里山の動物展

2020/12/07 05:30

迫力のある剥製が並ぶ会場=青垣いきものふれあいの里

 兵庫県丹波市青垣町山垣の「青垣いきものふれあいの里」で、同市内に生息する野生動物の生態が学べる「里山の動物展」が開かれている。20日まで。(綱嶋葉名) 関連ニュース 河合雅雄さん「丹波の里山」が研究の原点 02年帰郷、自然再生に尽力 宅地開発、里山放置…すみか失われる絶滅危惧の昆虫 伊丹市昆虫館が企画展 ヒガンバナ鮮やか 秋の里山に彩り 神戸・北区

 同展は、兵庫県森林動物研究センター(同市青垣町沢野)の協力を得て、毎年開催している。
 会場には、迫力のある剥製13体がずらり。ニホンジカやツキノワグマ、イノシシに加え、アライグマやヌートリア、ハクビシンなどの外来生物も並んでいる。ツキノワグマは、ふんや毛皮も展示されており、毛並みや鋭い爪を触って体感できる。
 また、動物の生態や農作物への被害、対策の現状などについて解説するパネルも展示。同施設の担当者は「剥製を間近で観察して、人里に出没させない環境づくりなどについて考えてもらうきっかけになれば」と話している。
 無料。午前9時~午後5時。月曜休園。青垣いきものふれあいの里TEL0795・88・0888

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