兵庫県丹波市立図書館で全7回にわたって開かれた「子ども司書養成講座」の最終回が24日、同市氷上町常楽の市立中央図書館であった。受講した同市の小学4~6年生9人が、講座の集大成として絵本の読み聞かせに挑戦し、「子ども司書認定証」を受け取った。
講座は2013年に始まり、今回の受講生も含め、81人が子ども司書として認定を受けている。認定者は、図書館の「おはなし会」で読み聞かせをしたり、貸し出しなどの窓口業務を手伝ったりできる。
受講生は講座で、図書館の役割などを学んだほか、おすすめの本を紹介する「ポップ」作りなどを体験してきた。読み聞かせでは、参加者に見えるよう本を立てて持つことを意識し、横目で文字を追いながら、丁寧にストーリーを語った。
新井小学校5年の男児(11)は「次はおはなし会で読み聞かせをやってみたい」と話した。
市立図書館全6館では、3月30日まで、受講生が選んだおすすめの本とポップを順に展示する。(真鍋 愛)
