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旧商家町の風情残す町並みに、配電線が取り外され、電柱だけが立ち並ぶ河原町通り=丹波篠山市河原町
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旧商家町の風情残す町並みに、配電線が取り外され、電柱だけが立ち並ぶ河原町通り=丹波篠山市河原町
道路から引き抜かれ、運び出される電柱=丹波篠山市河原町(3月8日、丹波篠山市提供)
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道路から引き抜かれ、運び出される電柱=丹波篠山市河原町(3月8日、丹波篠山市提供)
電線があったころの河原町通り=丹波篠山市河原町(2019年12月撮影)
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電線があったころの河原町通り=丹波篠山市河原町(2019年12月撮影)

 あれれ、電線がない!? “裸”の電柱がニョキニョキと林立する奇妙な光景が、近世・近代の商家町の趣を色濃く残す兵庫県丹波篠山市河原町の通りに出現した。実はこれ、景観向上のため進められている「無電柱化事業」の一環。既に電線類は地中に埋設され、空中に張り渡した架線も取り外し済み。後は煙突のようにそびえる電柱の撤去を待つばかりなのだ。(堀井正純)

 河原町周辺は、国重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)に選定されているエリアの一つ。京街道に沿って、丹波地区特有の妻入りの商家が立ち並ぶ。

 市文化財の「西坂家住宅」「川端家住宅」のほか、「丹波古陶館」や「能楽資料館」が軒を連ね、古民家を改修・活用した宿泊施設や雑貨店などが点在する。

 東西に走る河原町通り(約600メートル)には電柱(高さ約13メートル)が計39本あったが、今月8日に引き抜き作業が始まり、順次撤去。4月末には無電柱化が完了する見通しだ。

 「空もすっきりと広くなり、歴史的な町並みの魅力もさらにアップする。コロナ収束後の観光振興にも役立つはず」と市担当者は期待する。

 丹波篠山市は2017年、日本への観光客を増やすために国土交通省が創設した「景観まちづくり刷新モデル地区」に選ばれ、市は同年度から城下町地区で事業を展開してきた。

 二階町交差点から篠山城跡三の丸広場まで約250メートルの「市道大手線」も昨年6月に地中化が完了した。

 河原町通りの事業費は約3億9千万円。うち2分の1は国の補助金でまかなっている。ただし、市の事業は電線の地中化までで、電柱の撤去費は電力会社などが負担している。

【無電柱化の推進】 電線類の地中埋設などによる「無電柱化」計画は、国内各地で進められているが、欧米やアジアの主要都市と比べ、大きく立ち遅れているのが現状。全国には約3600万本の電柱が立っているとされる。兵庫県内では芦屋市などが積極的。良好な景観形成というメリットだけではく、震災や暴風雨時の停電対策となるなど、防災面の効果も大きい。

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