丹波

  • 印刷
「AKIRA」などSFアニメを連想させる林茂樹さんの作品(左)やCGのドット絵を立体化したような増田敏也さんの作品=兵庫陶芸美術館
拡大
「AKIRA」などSFアニメを連想させる林茂樹さんの作品(左)やCGのドット絵を立体化したような増田敏也さんの作品=兵庫陶芸美術館
コロナウイルスを題材にした金理有さんの「不活化コロナ坊」=兵庫陶芸美術館
拡大
コロナウイルスを題材にした金理有さんの「不活化コロナ坊」=兵庫陶芸美術館
半人半馬の幻獣の骨格を、陶で実在するかのように表現した秋永邦洋さんの「擬態化(ケンタウルス)」=兵庫陶芸美術館
拡大
半人半馬の幻獣の骨格を、陶で実在するかのように表現した秋永邦洋さんの「擬態化(ケンタウルス)」=兵庫陶芸美術館

 若手の近作を中心に「陶」表現の現在と未来を再考する特別展「No Man’s Land(ノー・マンズ・ランド)」が20日から、兵庫陶芸美術館(兵庫県丹波篠山市)で開幕する。19日にあった内覧会では、「器」のイメージが強い陶芸の常識を覆し、現代美術やデザイン、工芸など、ジャンルを超えた独創的なアート約60点が並んだ。(堀井正純)

 展覧会名は「無人地帯」や「所有者のいない不毛の地」を示す英語。「複数の異なる領域が重なり合った曖昧(あいまい)な状態」も意味する。会場を巡れば、作品の造形性の高さや発想の豊かさは一目瞭然で、分野を問うことが無意味に思えてくる。

 例えば、増田敏也さんは、解像度の低いコンピューターグラフィックス(CG)のようなギザギザとした輪郭で、公衆電話やパイナップルの缶詰などを再現。まるで昔のテレビゲームの「ドット絵」の世界に迷い込んだ気分になり、頬が緩む。林茂樹さんの一連の作品は極めてSF的でアニメ的。金理有(キムリユウ)さんは、新型コロナウイルスをイメージした焼き物を中心にしたインスタレーション(空間芸術)を披露した。

 兵庫ゆかりの作家らの作品も目を引く。秋永邦洋さん(尼崎市)は龍やケンタウルスなどを骨で表現し、極めて彫刻的。山村幸則さん(西宮市)は、室町時代の古丹波の壺を、丹波篠山市内各地で投げ上げる新作の映像インスタレーションで、焼き物の持つはかなさや郷愁性を表していた。

 5月30日まで。原則月曜休館。午前10時~午後6時(4月29日~5月5日は午後7時まで)。一般千円、大学生800円。午後5時以降は割引あり。同館TEL079・597・3961

丹波
丹波の最新
もっと見る

天気(5月15日)

  • 25℃
  • 19℃
  • 70%

  • 29℃
  • 16℃
  • 60%

  • 27℃
  • 19℃
  • 50%

  • 29℃
  • 18℃
  • 60%

お知らせ