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5月の新茶収穫に向けて整枝を行う「日本茶を楽しむ会 Tante(タンテ)」のメンバーら=丹波篠山市味間奥
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5月の新茶収穫に向けて整枝を行う「日本茶を楽しむ会 Tante(タンテ)」のメンバーら=丹波篠山市味間奥

 兵庫県内有数の茶所として知られる丹波篠山で、荒廃した茶畑をよみがえらせようと、市内の日本茶愛好家グループが復活に取り組んでいる。2年前から放置茶畑を借り受け、除草や整枝に精を出す。5月には2度目の茶摘みが控える。代表の中尾真紀子さん(48)は「手をかけるとお茶はきっと答えてくれる。新芽がより楽しみになった」と話している。(綱嶋葉名)

 グループは「日本茶を楽しむ会 Tante(タンテ)」。日本茶のおいしい飲み方を追求しようと、2015年に設立された。メンバーは16人で、寒の内に摘み取った茶葉を使う「寒茶作り」のワークショップなどを開いてきた。

 同会によると、かつて市内には茶農家が多く、味間地区には茶の加工場が12カ所ほどあったという。農家の高齢化とともに、ここ数年は放置される茶畑が目立ち、生産量も減少している。

 同会に「茶畑を任せたい」という依頼があったのは2019年11月。同市味間奥にある農家からだった。高齢のため手入れが行き届かず、市シルバー人材センターに草刈りなどを頼んでいたという。

 メンバーたちは地元住民らからアドバイスを受けながら、除草や整枝を行い、20年5月に初めての一番茶を収穫した。「こんなに手間がかかるものを、普段飲んでたんやな」と、語り合った。

 今月13日、同会メンバーら11人は、同市味間奥の茶畑にいた。新茶の茶摘みに向けて、畝の表面を枝切りばさみで整枝。さらに畝の間に有機肥料などを入れてすき込み、雑草取りにいそしんだ。

 メンバーの原美由紀さん(54)は「相手は自然だから同じものは無いけれど、均一ではないからこそいい」と笑う。

 同会は同市後川上の茶畑約500平方メートルも任されており、今後、茶摘み体験イベントや紅茶作りのワークショップなどを予定。中尾さんは「活動に関心を持ってくれる人が増えてくれたらうれしい。和紅茶ブランドも作りたい」と意気込んでいる。

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