38年ぶり新住職祝う「晋山式」 開山650年の慧日寺 丹波

2021/04/04 05:30

新住職誕生を祝う稚児行列。集落の中や杉木立の参道を歩いた=丹波市山南町太田

 臨済宗妙心寺派の禅寺、慧日(えにち)寺(兵庫県丹波市山南町太田)で3日、門脇知眞(ちしん)・新住職(40)の就任を披露する「晋山(しんざん)式」があった。新型コロナウイルスの影響で規模を縮小したものの、妙心寺派の小倉宗俊管長をはじめ、僧侶や信徒ら約200人が参加。開山650年遠忌法要と併せて執り行われた。式に先立って稚児行列もあり、着飾った檀家(だんか)の子らが地元の集落を練り歩き、38年ぶりの新住職誕生を祝った。(堀井正純) 関連ニュース ここはベトナム? 神戸の田園に異国情緒漂う風景 “千と千尋”の世界 水田に“鏡の世界”出現 夕日を食べるパックマン? 芝生広場に“出現”


 慧日寺は南北朝時代の1375年、足利将軍家を支えた管領(かんれい)・細川頼之らによって建立されたとされる古寺。明智光秀による丹波攻めなどで堂宇が焼失したこともあるが、風格あるかやぶきの本堂や檜皮(ひわだ)ぶきの仏殿が長い歴史を伝える。
 新住職は、門脇靖巖(せいがん)・前住職(72)の長男で、2010年から副住職を務めていた。山門での禅問答に続き、本堂で晋山式に臨んだ。住職就任について、「伝統を守るプレッシャーはあるが、檀家のみなさんに身近に感じてもらえるお寺にしたい」と語った。
 稚児行列には、0~11歳の男児や女児ら35人が着飾って参加。公民館から同寺までの約1キロを歩いた。冠や稚児装束を身に着けるのが楽しみだったという、上久下小3年の女児(8)は「どきどきして眠れなかった。お寺の境内でよく遊ぶけど、新しい和尚さんは立派で、いつもと違う人みたいだった」と話していた。

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