光秀ゆかりの4城が「御城印」発行 きっかけは大河「麒麟がくる」
2021/04/18 05:30
新たに販売された、四つの戦国山城の「御城印」=篠山城大書院
全国的な「城ブーム」が続く中、登城記念の「御城印(ごじょういん)」集めが人気を呼んでいる。寺社の「御朱印」のお城版で、兵庫県内でも姫路城(姫路市)や黒井城(丹波市)、竹田城(朝来市)など各地で発行。篠山城と八上城の御城印を既に出している丹波篠山市は今春、新たに市内の4城を加えた。(堀井正純)
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販売を始めたのは「般若寺(はんにゃじ)城」(同市般若寺)▽「籾井(もみい)城」(同市福住)▽「金山(きんざん)城」(同市追入(おいれ))▽「八百里(やおり)城」(同市瀬利)。いずれも明智光秀による「丹波攻め」とゆかりのある戦国山城。NHKの大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」放映を機に、それぞれの地元が周辺整備や情報発信に取り組んでおり、御城印発行で市が活動を後押しする。
光秀が築いた金山城、般若寺城には明智氏、光秀に抵抗した籾井城、八百里城には城主の籾井氏、畑氏の家紋をあしらい、地元出身の書家が墨書した城名を印字した。サイズはいずれも縦約15センチ、横約10センチ。関係者は「マイナーな城だが、ネットでも発信しており、マニアには欲しい人もいるはず」と話す。発売初日に6枚全部購入した人もいるという。
同市が各5千枚を発行し、一般社団法人ウイズささやまに販売を委託。各300円で、篠山城大書院で販売中。御城印帳(1500円)もある。大書院TEL079・552・4500