田んぼで“紅白”の競演 珍しい白いレンゲの一群 丹波篠山
2021/04/25 05:30
真っ赤なヒガンバナに白があるのと同じく、赤紫のレンゲにも白い花がまれにある=丹波篠山市真南条下
白いレンゲ、みーつけた! もちろん、食事に使うチリレンゲじゃありません。春の田畑やあぜ道を彩るレンゲソウ。ゲンゲとも呼ばれる。レンゲ畑には、赤紫の小さな花々が咲き誇るが、兵庫県丹波篠山市内の田んぼで出合ったのは珍しい白いレンゲの一群だ。
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花は通常紅紫だが、突然変異でまれに白やクリーム色も見られるのだとか。この田んぼでは、すぐ隣に赤紫の花も咲き、蜜を求めるミツバチが飛び交う。“紅白”の競演が印象的だった。
レンゲは中国原産のマメ科の二年草。♬~春の小川は、さらさら行くよ。岸のすみれや、れんげの花に、と唱歌にも歌われる。根に薬効があり、花言葉は「あなたと一緒なら苦痛がやわらぐ」。コロナ禍の今の世、なるほど心癒やしてくれる可憐さではある。(堀井正純)