「ふるさと住民」増へポータルサイト 丹波市「おかえり丹波」開設

2021/06/01 05:30

丹波市が開設したポータルサイト「おかえり丹波」。市民の笑顔の写真を載せている

 兵庫県丹波市は、市外に住みながら同市に関わりを持つ「ふるさと住民」を増やすため、ポータルサイト「おかえり丹波」を開設した。ふるさと住民の特典として、市内施設の入館料免除などをPR、申請を受け付けている。ふるさと納税のページも設けた。 関連ニュース ドイツへの送金求める詐欺、水際で阻止 高砂塩市郵便局に感謝状 JA兵庫南の組合長、業者から料亭で接待受ける 「別会社社長として出席」と釈明 「大阪王将」と「つぼ八」が合体! 全国初、両店のメニュー注文OK 兵庫・西脇

 ふるさと住民制度は、市が観光客の誘致や移住・定住の促進などを目的に、2018年に創設した。登録者には、同市のイベントなど各種情報を届けるほか、市内店舗で使えるクーポン券などを配布している。今年3月末時点での登録者は523人。新サイトは、同住民に行ったアンケートをもとに制作。従来、同住民には月1回、紙媒体の広報誌を送っていたが、サイトから登録した人にはEメールで適時情報を届ける。
 サイト開設で特に力を入れるのが、若者の同住民への登録。今春、高校を卒業後、進学などで市外に転出し、登録した人を対象に特産品5千円相当を贈る。200人の登録を目標にしている。
 市は「丹波市を離れても、サイトを通じて市とつながりを持ち続け、ゆくゆくはふるさとに帰ってきてもらえれば」としている。
 新サイトのアドレスは、https://furusato-tamba.jp/
(藤森恵一郎)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ