360度の絶景楽しんで 高谷山の山頂展望台と登山道改修が完了
2021/06/04 05:30
高谷山の展望台に設置されたパノラマ写真の看板と眼下の景色=丹波市市島町
兵庫県丹波市市島町の高谷山(横峰山)山頂に、360度の大パノラマが現れた。展望台と登山道の改修工事が完了、視界を遮っていたスギやヒノキが取り除かれ、市内屈指の見晴らしに。「知る人ぞ知る雲海スポット」。地元の人たちは、観光客向けに麓にこんな案内板を立てた。「眺望絶景・丹波霧」(藤森恵一郎)
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高谷山の標高は443メートル。決して高くはないが、多紀連山、向山連山、京都府福知山市街地、大江山、遠くは美山町方面の山々などが望める。今は新緑がまぶしい、壮大な景色が楽しめる。
登山口は丹波市市島町上垣地区と森地区の2カ所。道は狭いが舗装され、市内では車で山頂まで上がれる数少ない山だ。山上には展望台をはじめ、NHKや民放、コミュニティーFM局「805たんば」の中継局などもある。
観光振興に向け、地元の竹田地区自治振興会が2017年、市に整備を要望。これを受け、市森林組合が18年から、県民緑税約2700万円も活用し、総事業費約6千万円をかけて人工林約8ヘクタールを整備した。樹齢約60年のスギやヒノキを伐採し、広葉樹を植栽。眺望が一気に開けた。
同自治振興会は18年、市の補助金で麓に案内板を設置。市は今年、展望台の手すり部分に、四方の山並みを写したパノラマ写真の看板を付け、床も一部補修した。さらに山頂付近の登山道の舗装を修繕し、転落防止の防護柵も設けた。
サイクリングで訪れた地元の公務員男性(40)は「山頂がきれいになったと聞いて、これで2回目の登山。遠くまで良い眺めですね」と汗を拭った。
主に秋から初冬にかけて、雲海が望める。同市では春日町の黒井城跡が有名だが、肩を並べる名所としてPRする。同自治振興会の青木修会長(73)は「自慢の景色を楽しんでもらいたい。道は狭いので、車で上る場合は注意を」と呼び掛けている。