丹波

  • 印刷
中学生を前に講義するローレケさん=丹波篠山市東沢田
拡大
中学生を前に講義するローレケさん=丹波篠山市東沢田
米サンディエゴで描いた壁画の前のローレケさん(2017年、本人提供)
拡大
米サンディエゴで描いた壁画の前のローレケさん(2017年、本人提供)
ニキ・ローレケさん
拡大
ニキ・ローレケさん

 国内外で活動し、兵庫県丹波篠山市に仮住まいしている美術家ニキ・ローレケさん(37)が7日、篠山中学校(同市東沢田)で講義し、世界各地を旅してきた自らの半生を語った。「直感を大切に描く」創作スタイルに触れながら、「いろんな場所を見たけど、やっぱり日本が好き。でも日本イコール東京ではなく、田舎がいい」と、同市への移住を考えていることを明らかにした。(堀井正純)

 ローレケさんは東京生まれで、父がドイツ人、母が日本人。画家として活躍する一方、アシックスや資生堂などの依頼で商品デザインも手掛け、東京のグーグル社では食堂の壁画を制作した。動植物などをモチーフにしたカラフルで、明るく伸びやかな作品が人気だ。

 講義は美術の授業の一環。2年生約120人に対し、パソコンで動画や写真を投影しながら、幼少期からの歩みを紹介。高校時代はファッションデザイナー志望だったが、英国の芸術大で幅広い仕事ができるグラフィックデザインやイラストを学んだことなどを語った。

 仕事に没頭していたニューヨーク時代、生活に疑問を抱きカナダ近くの島で1年間、自給自足の暮らしを経験したこと▽バックパッカーとして約4年間、世界各地を訪ね、インドやペルーで滞在制作したこと-。まるでノマド(遊牧民)にも似た自由な生き方を振り返った。

 パソコンとスキャナー、紙と画材が必需品で、ネットを活用し、旅先でも東京の仕事をこなしたというローレケさん。国内外で壁画制作にも挑んでおり、「下描きなしに、直感に従って描く。間違えても、その部分を生かし、絵にしていく」と、自らの手法を説明した。

 講義後、男子生徒(14)は「『寝袋があればどこへでも行ける』という言葉が印象に残った。僕も外国を旅し、いろんな体験をしたい」と目を輝かせた。

 ローレケさんは、既に冬季の丹波篠山市で3カ月間滞在。夏を経験しようと、6月から再び仮住まいしている。移住の候補地は丸山集落。「夢見ていた昔ながらの日本がある。緑や自然が身近にあり、季節がはっきりしている」とぞっこん。「描きたいのは自然とつながっているテーマの絵。モチベーションが高まる」と期待している。

丹波
丹波の最新
もっと見る
 

天気(9月25日)

  • 30℃
  • ---℃
  • 10%

  • 27℃
  • ---℃
  • 20%

  • 29℃
  • ---℃
  • 10%

  • 29℃
  • ---℃
  • 10%

お知らせ