故河合雅雄さんモチーフ「森の学校」 地元丹波篠山で9月上映
2021/07/14 05:30
三浦春馬さんが出演した映画「森の学校」の1場面
5月に亡くなった、兵庫県丹波篠山市出身の世界的な霊長類学者、河合雅雄さんの少年時代をモチーフにした映画「森の学校」(2002年、西垣吉春監督)の上映会が9月、地元の田園交響ホール(同市北新町)で催される。雅雄役を演じた故・三浦春馬さんのファンらの後押しで、昨年末から全国各地で再上映されており、「ロケ地である地元でもぜひ」との市民らの要望に応えた。
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丹波篠山観光協会の主催。河合さんの自伝的小説「少年動物誌」が原作で、昭和10年代初めの丹波篠山を舞台に、少年・雅雄の成長を描く。
今回はフィルムによる上映で、同協会によると、企画は4月に決定していたが、残念ながら追悼上映会となってしまったという。担当者は「河合先生にもぜひ見ていただきたかった」と話している。
上映は9月17~19日で各日3回。いずれも定員400人。上映後に毎回、西垣監督のあいさつがある。
チケット発売は三浦さんの命日にあたる7月18日から。同ホールのサイトか電話で予約後、9月にコンビニエンスストアかホール窓口で受け取る。一般・大学生1800円、小中高生や障害者(付き添い1人まで)千円。未就学児無料。同協会ではロケ地マップも無料配布中。同ホールTEL079・552・3600
(堀井正純)