「思っていたより大きい」 篠山城跡堀でアカミミガメ捕獲体験会
2021/07/24 05:30
捕獲したミシシッピアカミミガメを観察する参加者ら=篠山城跡
篠山城跡(兵庫県丹波篠山市北新町)の堀で23日、外来種「ミシシッピアカミミガメ」の捕獲作業の見学、体験会が開かれた。親子連れなど7人が、堀に浮かべられたわなを引き揚げ、研究者から在来種との見分け方などについて解説を受けた。
関連ニュース
篠山城跡南堀、一度は姿を消したハスの群落 再生プロジェクトで2割覆うまで再生
アカミミガメ食害から復活のハス、今年も大輪 篠山城跡
女子高生4人、ウシガエル一本釣り 何のため?
市民や丹波篠山市、神戸大学などでつくる「農都ささやま外来生物対策協議会」の主催。2014年からミシシッピアカミミガメの駆除に取り組んでいる。
篠山城跡の堀には、平らな場所で甲羅干しをするカメの習性を利用し、「日光浴わな」を12カ所に設置。ビート板などの中央に穴を開け、穴の内側にネットを取り付けた仕掛けで、通行人や鳥に驚いて水中に逃げ込むカメを捕獲する。
見学会では、ミシシッピアカミミガメ6匹などが見つかった。将来の夢は「生き物博士」という男児(6)=城南小1年=は「思っていたより(カメが)大きい」と驚いていた。(真鍋 愛)