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等間隔で餌を探すコウノトリ(八尾正幸さん提供)
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等間隔で餌を探すコウノトリ(八尾正幸さん提供)
コウノトリ3羽の撮影に成功した八尾正幸さん=デイサービスかどの
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コウノトリ3羽の撮影に成功した八尾正幸さん=デイサービスかどの

 コウノトリもソーシャルディスタンス!? 神戸新聞社丹波総局に、ほほえましい写真が持ち込まれた。撮影場所は、兵庫県丹波市氷上町長野の田んぼ。黄色に色づいた稲穂の中で、国の特別天然記念物・コウノトリ3羽が等間隔に同じ方向を向いて並び、餌を探す様子が写っていた。

 撮影したのは、同市出身で、通所介護施設「デイサービスかどの」(同市氷上町上新庄)で施設長を務める八尾正幸さん(66)。

 八尾さんは、高校3年生から電車の写真を撮り始めた、いわゆる「撮り鉄」。コウノトリも好きで、県立コウノトリの郷公園(豊岡市)を訪ねては、スマートフォンで撮影していた。

 地元の知り合いから、コウノトリ飛来の情報が寄せられたのは8月17日。「胸が高鳴った」と八尾さん。雨の中カメラを持ち出し、職場から車で約3分の出没地点に急行。15分ほどレンズを向け、一度職場に戻った。

 約1時間半後、同じ場所に様子を見に行くと、3羽がまだ餌をついばんでいた。15分ほどたったころ、バラバラに動いていた3羽がすっとそろい、同じ方向に歩き始めた。「等間隔に並んでる。面白い」。夢中でシャッターを切り、撮影した写真は500枚を超えた。

 八尾さんは「ここに来たらええのにな、という画角に3羽そろってくれた。感動した」と振り返った。「幸せを運んでくる」との言い伝えがあるコウノトリ。写真はA4サイズにプリントして、施設利用者約30人に配った。「幸せのお裾分けです」と、八尾さんは笑顔を見せた。

■巣立ち後、基本1羽で行動

 丹波市氷上町長野の田んぼに飛来した3羽のコウノトリ。写真ではソーシャルディスタンスを取っているように見えるが、東播地域などで10羽以上の集団も度々目撃されている。ひょっとして、コウノトリは「密」が好きなのだろうか。

 県立コウノトリの郷公園(豊岡市)によると、コウノトリは巣立ちを迎えた後、基本的に1羽で行動し、群れは成さない。繁殖時は特に、巣塔を中心にテリトリーを形成するという。

 ただ、ため池などのいい餌場があれば、個体が集まることもしばしばあるそう。おいしいご飯を求めて列を成す、人間と同じなのかも。

 丹波篠山、丹波両市では昨年延べ13羽のコウノトリが目撃された。今年はすでに延べ37羽の目撃情報が、同公園に届いているという。いい餌場が丹波地域に増えれば、グルメなコウノトリの飛来がさらに増えるかもしれない。(真鍋 愛)

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