関係者がコロナ感染の認定こども園 対象外の学年は通常通り
2021/09/20 05:30
記者会見で説明する市教育委員会の丹後政俊教育長(中央)ら=丹波篠山市役所
兵庫県丹波篠山市教育委員会は19日、市内の認定こども園の関係者1人が新型コロナウイルスに感染し、同園の園児と職員計104人が濃厚接触者に認定されたと発表した。
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市教委によると、感染が判明した関係者は18日に発熱し、医療機関を受診。同日にPCR検査で陽性が判明した。最後に同園に行ったのは17日だったという。
同園では、感染者が確認された学年について、21日から10月1日まで学年閉鎖する。保護者にはメールで連絡。濃厚接触者は自宅待機とし、各家庭で健康観察してもらう。これから順次PCR検査をする。
一方、園内は消毒作業をし、それ以外の学年は通常通りの保育を続けるという。
市教委は「同園は国が示している感染対策のガイドラインに沿って運営してきた」とし、対策に問題はなかったとの認識を示した。しかし、食事中や屋外での運動時には、ガイドラインに従ってマスクを外すことなどから、「濃厚接触者の認定が多くなったとみられる」としている。
市教委は、感染した関係者の年齢や性別、施設名などについて「個人の特定や風評被害につながる恐れがある」として公表していない。(川村岳也)
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