丹波焼の品定め楽しんで 丹波篠山・立杭地区などで陶器まつり

2021/10/16 05:30

真剣な表情で丹波焼を選び取る観光客=信水窯

 日本六古窯(こよう)の一つ丹波焼の窯元と交流し焼き物の品定めなどを楽しむ「第44回丹波焼陶器まつり 秋の郷めぐり」が、兵庫県丹波篠山市今田町の立杭地区を中心に開かれている。24日まで。 関連ニュース 姫路・大手前公園で3イベント 全国陶器市、皮革フェス、菓子まつり 体験コーナーも 大手前公園で3イベント同時開催 陶器、菓子、皮革の名産集結 11月1~5日 秋の丹波篠山で楽しむ陶器めぐりと食の祭典 11~20日

 同まつりは毎年2日間の日程だったが、昨年から新型コロナウイルス対策で「密」を避けるため、期間を約1カ月としている。
 立杭地区周辺では、約50軒の窯元で値引きや小物の贈呈、ろくろ体験などができる「窯元めぐり市」を開催。同市今田町上立杭の「信水窯」にも観光客が訪れ、真剣なまなざしで作品を選び取っていた。大阪府豊中市の女性(47)は「丹波焼はデザインや色合いにバリエーションがあるのが魅力的。窯元をゆっくりと巡れて楽しい」と話していた。
 平日に陶の郷(丹波篠山市今田町上立杭)を訪れた人には、抽選で1日80人に、各窯元で使える500円クーポン券がプレゼントされる。窯元で2千円以上購入した人は、丹波焼と特産品の詰め合わせが当たる「丹波焼宝くじ」がもらえる。
 16日には陶の郷で、陶器などを販売する「どどっと土曜市」があり、兵庫陶芸美術館近くの道路では23日、丹波焼を売り出す「軽トラ市」も予定している。丹波立杭陶磁器協同組合TEL079・597・2034
(川村岳也)

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