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記者団の取材に応じる林時彦市長=24日午後、市役所本庁舎
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指定ごみ袋を店頭に並べる店員=丹波市柏原町母坪、コープ柏原
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 兵庫県内一高い燃やすごみ用指定袋を半額にする条例改正案は、24日の市議会で否決された。林時彦市長は本会議後、記者団の質問に応じ、「ごみ袋の値下げは、一から改めて考えていきたい」などと述べた。主なやり取りは次の通り。

 -否決を受けて。

 「議会の理解が得られず、残念」

 「昨年の市長選では、多くの市民から県内一高いごみ袋料金の見直しを求める声を聞いた。春日インターチェンジ周辺などの投棄ごみをなんとかしたいとも思い、選挙公約に掲げた。関係部局と協議して審議会に諮問し、『おおむね妥当』という答申を得たので、今回提案した」

 -市議会では「ごみ袋値下げはごみ減量後に」とする意見も多かった。議案再提出の可能性は。

 「またよく考えて、再提出も検討したい」

 -半額化で再提出するのか。

 「価格も含めて考えたい」

 -ごみ減量化への影響は。

 「減量化施策への市民の関心は高まっていた。半額化が決まれば、減量に向けより良い傾向が出ると思っていたが。今後、市民から減量化の協力が得られるか心配」

 「市クリーンセンターの安定稼働が私の役目。議会にも協力いただけるよう、方策を考えたい」

 -プラスチック系用ごみ袋は値下げされたが、公約の達成度は半分で終わった。

 「公約は(任期の)4年かけて達成するもの。また考える」

 -来年度予定していた剪定(せんてい)枝資源化などのごみ減量化施策はどうする。

 「予定通り進める」

 -市長の諮問機関の委員に市議が威圧的発言をした。

 「対応は議会に任せる。市は議会に何かを求める立場にはない」(まとめ・真鍋 愛)

■将来見据え「市民負担軽減」を

 兵庫県丹波市長選で林時彦市長が掲げた目玉公約が、また否決された。指定ごみ袋の値下げでは、プラスチック系が全会一致で可決されたのに対し、燃やすごみ用は議員19人のうち13人が反対。半額化に伴う、ごみ増加への根強い懸念を裏付けた。

 ごみ抑制を目的に県内一高くなった指定袋。燃やすごみ用半額化について、林市長は「市民負担軽減のため」と繰り返した。説明を聞くたび、処理能力が限界に近い市クリーンセンターが頭をよぎった。

 市内の燃やすごみ排出量は2020年度、過去最高の約1万5160トンを記録。うち山南地域の2290トンは丹波篠山市が処理しているが、27年度から同センターで処理することが決まっている。

 市は「ごみが増えれば、さらなる減量化施策を講じる」としたが、反対した市議の「減量後でも遅くない」との意見に、うなずかざるを得なかった。減量できなければ、焼却炉を増やすか、他の自治体に処理を委託するしかない。そうなると市の財政、ひいては市民への負担に直結する。

 市民の中には否決に落胆する声もある。負担軽減の訴えは間違ってはいない。ただ、将来につけを残すと元も子もない。減量化への中長期的なビジョンを示すことが求められる。(真鍋 愛)

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