お正月は葉ボタン飾って  丹波の老人クラブ会員が育てた400株、地域に配る

2021/12/08 05:30

正月飾りで親しまれる葉ボタン。鮮やかな色合いが迎春ムードを思わせる=丹波市氷上町香良

 正月飾りで親しまれる葉ボタンで地域を彩ろうと、兵庫県丹波市老人クラブ連合会氷上支部の会員約20人が手塩にかけて400株を育てた。来年の干支(えと)である「寅(とら)」のイラストがあしらわれたプランターに移し、支部に所属する11クラブに配る。 関連ニュース 丹波国際映画祭 グランプリに、手話を守る闘い描いた「ヒゲの校長」 谷監督、当事者起用し表現追求 天文科学館、一日館長に小6生が挑戦 科学技術週間に合わせ明石市内の9人 三木市制70周年まで「秒読み」開始 あと70日、HPに日替わりで写真やメッセージ掲載


 同支部の吉積明一(よしづみめいいち)副支部長(87)や女性活動部員らが、地域の美化活動事業の一環で「年末年始を花いっぱいで過ごしてほしい」と、初めて企画。
 8月21日に丹波市の会員宅の畑に、紫と白色の2種計400株の種をまいた。ポットや畑への移植作業を始め、日々の水やりや防虫管理など会員が交代で世話した。丹精を込めて育てた葉ボタンは直径約40~50センチ、葉の色づきも濃く鮮やかに育った。
 種まきから携わった会員の男性(73)は「出来栄えはバッチリ。思ったよりもきれいにできた」と笑顔。吉積さんも「玄関先など見えるところにおいて、新年を迎えてほしい」と話していた。(谷口夏乃)

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