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ゴダイ薬局氷上店前に張られた県の無料PCR、抗原定性検査についての注意書き=丹波市氷上町横田
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ゴダイ薬局氷上店前に張られた県の無料PCR、抗原定性検査についての注意書き=丹波市氷上町横田

 兵庫・丹波地域で本格化するはずだった、新型コロナウイルスの無料PCR、抗原定性検査が足踏みを強いられている。県が「オミクロン株」対策として、無症状者向けに実施しているが、全国的に検査キットが不足。丹波健康福祉事務所は「不安な気持ちは分かるが、無い袖は振れない状況。限られた試薬は症状がある人に使い、治療につなげたい」としている。(真鍋 愛、谷口夏乃)

 無料検査は「無料PCR検査等事業実施事業者」として登録された薬局や民間検査機関などで実施。丹波篠山市では6薬局、丹波市では4薬局(25日現在)が登録を受け、県がウェブサイトで公開している。

 試薬や検査キット、人員確保は各事業者に一任。県から補充はなく、1日当たりの検査数は事業者ごとに異なる。申請したものの、検査態勢が整わないなどの理由で「サイトから事業者名を消してほしい」と、県に要請する事業者もあるという。

 アルカ篠山中央薬局店(丹波篠山市黒岡)では、24日から抗原定性検査を開始。現在は在庫でまかなっているが、新たな入荷は未定という。担当者は「先週末に注文した分も届いていない。在庫が尽きたら断るしかない」と気をもむ。

 丹波篠山、丹波両市の6薬局が登録事業者となっているゴダイ(姫路市)では、検査キットを一括で仕入れ、県内約50店舗に振り分けている。ただ、予定日にキットが納品されない状態が続き、日によっては検査ゼロの薬局もあるという。

 一般の調剤業務と検査業務の両立も課題だ。外来患者が少ない時間帯に検査を限定する店舗などもあるが、希望者が電話で問い合わせるケースも多く、調剤業務に影響が出ているという。ゴダイ担当者は「各薬局への問い合わせは、できれば控えていただきたい」と、理解を求めている。

 検査現場では、外来患者への感染予防と検査希望者のプライバシーに配慮する必要にも迫られている。ゴダイでは、導線や検査スペースが確保できていない薬局は、検査を見送っているという。

 同健康福祉事務所では、「第6波」が本格化して以降、感染経路や濃厚接触者を調べる積極的疫学調査を縮小。濃厚接触者と考えられる人には10日間の外出自粛を求めているが、検査は行っていない。外出自粛対象者やその家族などから、検査を要望する問い合わせが相次いでいるという。

 担当者は「検査を受けられず、グレーな状態が続くことに不安が大きいのは分かる」とする。「決して軽視しているわけではないが、オミクロン株は比較的軽症で収まる場合が多い」とした上で、「重症化しやすい高齢者や、基礎疾患がある人にうつさない行動が重要。自覚症状が出れば、かかりつけ医に相談をしてほしい」と呼び掛けている。

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